今回はグロインペイン症候群について説明していきたいと思います。
〇グロインペイン症候群とは…
サッカーなどのスポーツを中心に、鼠径部周辺には多様な原因で発生する各種の痛みがあり、本当の原因を特定しにくいため鼠径部痛症候群=グロインペイン症候群といいます。 鑑別障害に恥骨結合炎・腹直筋付着部炎・腸腰筋炎・大腿内転筋付着部炎・大腿直筋炎・鼠径ヘルニア(スポーツヘルニア)などが挙げられます。
〇グロインペイン症候群の原因とは…
下肢の外傷後や体幹から股関節にかけてスポーツによる使い過ぎなどによって筋力低下や柔軟性低下、拘縮が起こり、それが鼠径部周辺の痛みとなっています。
蹴る動作やランニングなどの繰り返しの運動によって、鼠径部・股関節周辺・骨盤に微細なストレスが加わって炎症が生じ、痛みとなります。 タックルなどで直接股関節周辺に打撲を受けた場合でも発生します。
〇グロインペイン症候群の症状とは…
圧痛・運動時に鼠径部や太もも内側(内転筋付着部)、下腹部にまで放散する痛みが特有です。慢性化すると鼠径部が常に痛みます。 特に下肢を伸展して挙上、外転する動作で誘発されやすく、股関節の可動域制限、筋力低下が見られます。
〇グロインペイン症候群の好発スポーツ
サッカーが大半を占め、他にも
・陸上競技、長距離
・ラグビー
・ホッケー
・ウェイトリフティング
などで20歳前後の男子選手に多く発生します。
〇グロインペイン症候群の治療
急性期や発症後半年以内では、保存療法が第1選択です。 痛みが強い場合は、約2週間のスポーツ休止が必要です。 疼痛部位の局所安静、アイシングや温熱療法(ホットパック)、などが用いられますが、長期的には運動療法が奏功します。
初期のリハビリは股関節の外転可動域訓練、筋力強化、内転筋のストレッチから開始して、痛みが消失したからといって、いたずらな早期復帰はかえって再発を繰り返します。慢性化すると長期間(2~3ヵ月以上)スポーツ休止を余儀なくされるので注意をしましょう。
〇全快堂整骨院では…
アクチベーターやハイボルテージという高電圧の電気治療器や
骨格,骨盤の歪み・自律神経の調節・脳脊髄液の流れ・肩、腰、足首の関節・筋肉にアプローチするなどいろいろな施術をしていきます。
お身体に悩みやがありましたら、一人で悩まずご遠慮なくご相談ください!
以上、平元でした。